王宮の戦士

やあ皆さん、こんにちは(・∀・)ノ
私はライアンといいます。
王宮の戦士をやっています。


今日、王様から呼び出されたので 何事かと思ったら、最近 起こっている子供の誘拐事件の調査依頼だった。
他の戦士達も集合していたが、私だけ服装が違うので浮いていた。


王様の話が終わった後、みんな一斉に出て行った。
私は のんびりでいい。
どうせ解決するのは私なのだから。


誘拐犯がヤバい奴だったらいけないので、取り敢えず装備を整えた。
たぶん勝てると思うけど…


あまり金がないので外でモンスターを倒して小遣い稼ぎをする。
いい具合にレベルも上がって一石二鳥だ。
充分に準備をしてから、一気に乗り込むぜ!


調査の為に入った洞窟でホイミスライムが仲間にしてくれと言ってきた。
気味が悪かったが、ホイミが使えるというので利用する事にした。
モンスターのくせに名前があるらしい。
ホイミンだと…
呼ぶ事はないだろう。
夢は人間になる事だと、聞いてもいないのに話してきた。
どうでもいい。

 

同じ洞窟で羽の生えた靴を見付けた。
履くとフワフワして楽しかった。
一度 洞窟を出て、外で思いっきり跳ねてみた。
やり過ぎた。
変な塔の前に落ちた。
周りが水に囲まれているので動けない。
取り敢えず、塔の中に入ろう。
そういえばホイミスライムは…
ちゃっかり付いて来ていた。

 

事件の事は面倒くさくなってきた。
塔の中のモンスターがやたら強いので すぐ帰りたくなったが、もう帰り道も分からない。


何か どんどん上へ昇っていく。
いつの間にか最上階に着いていた。
子供の声がする。
モンスターも一緒に居るようだが…
どうやらモンスターに攫われた様だ。
そういえば、私は そんな感じの調査をしていた気がする。
ジーサンと目玉のモンスターだ。
強いのか?
ついでだ、討伐するか…

 

目玉の方は 呆気なかったがジーサンの方が意外と強かった。
まぁ私の敵ではなかったが。

 

ホイミスライムは横で死んでいた。
役立たずが!
3体のモンスターを倒したみたいではないか!!

まぁこれで一応 事件は解決した様なので王様に報告しておくか…

 

城に戻ると既に話は伝わっていた。
私はかなり褒められた。
英雄などと呼ぶ輩もいる。
気分がいい。
これだ!

 

私は、王宮の戦士を志した頃の気持ちを思い出した。
平和な世の中を創る為、悪を根絶やしにする為、私は王宮の戦士を志したのだった。

 

唐突だが、旅に出よう。
丁度よい事に、地獄の帝王が復活しつつあるらしい。
又、勇者様も育ちつつあると…

 

勇者様を見付け、共に地獄の帝王とやらを討伐しよう。
そうしよう!